2018.11.14

第1回 育毛剤の選び方 成分について

第1回 育毛剤の選び方 成分について

近年、女性用の育毛剤といわれる商品も多数販売されており、どれを選べばよいか分からないという方も多いのではないでしょうか。さまざまな基準を設けた「育毛剤ランキング」のようなサイトも多数ありますが、本当にその基準は正しいのか?そう考えだすとキリがありません。
そこで「女性のための育毛講座」では「育毛剤を選ぶ正しい基準」についてご紹介していきたいと思います。

成分の数は多い方がよい?

「育毛剤ランキング」などで、よく見られるのが成分の数が多い方がよいという意見です。
キレイなお花や果物など、見栄えのよい成分を何十、何百と含む育毛剤もあるようです。
果たして本当に育毛に効果のある成分なのでしょうか?

成分は数ではなく、育毛効果の根拠がある成分がどれだけ含まれているか

量ではなく質に注目すべきと考えます。
しかしながら、根拠については広告表記などの規制もあり、表に出ていないことが多いです。メーカーのサイトなどを検索していけば、成分について深く触れているサイトもあるかもしれません。根拠については、その成分が論文や学会発表の事例があるかなどがポイントになります。
富士産業株式会社では研究開発センターのサイトで論文や学会発表の事例を公表しております。
華やかでなんとなく良さそう・・・というものでは意味がありません。このように本当に良い成分が入っているのかを重視するとよいと思います。

育毛専門医 桑名博士
1954年高知県生まれ。名古屋大学医学部卒。医学博士。
シャーレ内での毛包細胞培養に成功後、各種育毛剤を開発する。皮膚科部長を務めた高知赤十字病院時代は日本でも珍しい「育毛外来」を開設。現在は桑名皮フ科院長。日本医学育毛協会理事、日本臨床毛髪学会評議員。