2021.03.31

これからが肝心!「春の育毛チェックポイント」

これからが肝心!「春の育毛チェックポイント」

春は、草木がぐんぐん成長するように、毛髪量も多くなりますが、夏は頭皮に紫外線のダメージがあり、秋は本格的に抜け毛が多くなる季節です。

夏まで約3か月、秋まで約半年、髪を整えるブラッシングや日々のシャンプーなど押さえておきたい育毛のポイントをご紹介します。

 

ここだけは押さえておきたい「育毛のチェックポイント」

【ブラッシング】

ヘアスタイルを整えるだけがブラッシングの役割ではありません。髪と頭皮をすこやかに保つ極意をご紹介します。

①ブラッシングの3大効果

抜け毛や汚れを取り除く整髪効果、髪全体に皮脂をゆきわたらせるうるおい効果はもちろん、頭皮を適度に刺激することで血行を促し、髪にしっかり栄養を届ける頭皮マッサージ効果があります。

 

②よいヘアブラシの選び方

必ずブラッシング専用ブラシを。素材は静電気を発生させず、毛先が柔らかいものがベスト。豚毛や猪毛などなら理想的です。なるべく素材重視で選びましょう。

 

③ブラッシングのタイミング

シャンプー前や育毛剤をつける前には必ず行いましょう。とくに、育毛剤を使う前のブラッシングは頭皮をきれいにするので、育毛剤の浸透を高めるのに効果的。軽い刺激を与えることで、頭皮の細胞も活性化します。

 

正しいブラッシング方法をマスターしましょう。

こちらのページに正しいブラッシング方法を詳しくご紹介しています。是非ご覧ください。

育毛の秘訣! 美しい髪を育てるブラッシング方法とブラシの選び方

 

【シャンプー選び】

頭皮の状態や髪は年齢とともに変化していきます。年齢に合ったシャンプー選びで、若々しい髪を維持しましょう。

 

育毛世代のシャンプーは洗浄力のやさしいものを

年齢を重ねると頭皮や髪のうるおいを保つ天然保湿因子が減少するため、弾力やツヤが失われていきます。

ドラッグストアなどで比較的安価で販売されている高級アルコール系のシャンプーは、洗浄力と刺激が強く天然保湿成分が奪われやすい欠点があります。

育毛を考える世代の方には、洗浄力がやさしく刺激の少ないアミノ酸系のシャンプーが適しています。

 

 

育毛専門医 桑名博士
1954年高知県生まれ。名古屋大学医学部卒。医学博士。
シャーレ内での毛包細胞培養に成功後、各種育毛剤を開発する。皮膚科部長を務めた高知赤十字病院時代は日本でも珍しい「育毛外来」を開設。現在は桑名皮フ科院長。日本医学育毛協会理事、日本臨床毛髪学会評議員。