2021.03.17

今の季節も気軽にできる「髪と頭皮のUV対策」

今の季節も気軽にできる「髪と頭皮のUV対策」

紫外線はこの季節でも、大量に注いでいます。「でも真夏でもないし、ちょっとした外出に日傘や帽子で完全武装するのは気がひける」という方も多いのではないでしょうか?

そこで、改めて紫外線対策の重要性と、さり気なくできて効果的な紫外線対策をご紹介します。

 

 

美しい髪を保つには紫外線対策が必須

紫外線は肌と同じように髪にもダメージを与えるため、紫外線対策は必須と言えます。

髪が強さや弾力を保っているのが、アミノ酸が結びついた「シスチン結合」によるものです。紫外線にはこの結合を分解するパワーがあり、パサつきや枝毛、切れ毛を引き起こします。

さらに、髪の黒い色のもとであるメラニン色素も分解してしまうので、髪の色が抜けて赤茶けたりする可能性があります。ヘアカラーをしても紫外線によって色が抜けやすい特徴があります。美しい髪を保つには、なるべく紫外線に当てないようにすることです。

紫外線を浴びると体内に活性酸素が発生することはよく知られています。活性酸素は体内の細胞の老化を招き、髪の生育にも少なからず悪影響を及ぼします。

 

 

 

さりげなくできる以下のような対策もおすすめです。

■指導/濱地美加子先生(ビューティーアドバイザー)

髪に水分と油分を補っていく

髪を紫外線ダメージから守るには、ふだんから保湿成分の高いシャンプーやトリートメントなどで、髪の内部に油分と水分をしっかり補っておくこと。常にうるおいを与えることで、日焼けによる乾燥をやわらげパサつきを防ぎます。

 

髪形をコンパクトにまとめる

紫外線に当たる面積が広いほど、髪へのダメージも大きくなります。髪が長めの人はアップやまとめ髪にするなど、なるべく表面積を少なくするよう工夫しましょう。思い切って髪を短くするのも、これからの季節おすすめです。

 

濃い色のスカーフを持ち歩く

お出かけのたびに日傘や帽子を持ち歩くのは、かさばるうえに面倒なもの。そこで、濃いめの色のスカーフ(薄手のものでOK)をバッグにしのばせておき、日差しが当たったらサッと頭に巻くようにしましょう。UVカット加工のものならなおベターです。

 

抗酸化力の高い食品を食べる

日焼けによる頭皮の老化を防ぐには、抗酸化物質が豊富な食品を積極的に食べ、抵抗力をつけておくのもひとつの方法です。抗酸化ビタミンといわれるA・C・Eは、同時に摂取するとパワーがアップ。ポリフェノール類も効果的です。

 

また、紫外線を浴びた髪は、乾燥してパサつきやすくなっています。日々のヘアケアには、髪への刺激が少ないアミノ酸系のシャンプーや保湿効果の高いトリートメントを使い、ダメージを補修しましょう。

肌の紫外線対策に気を付けている方は多いものですが、髪にも同じように気をつけていただければと思います。

 

育毛専門医 桑名博士
1954年高知県生まれ。名古屋大学医学部卒。医学博士。
シャーレ内での毛包細胞培養に成功後、各種育毛剤を開発する。皮膚科部長を務めた高知赤十字病院時代は日本でも珍しい「育毛外来」を開設。現在は桑名皮フ科院長。日本医学育毛協会理事、日本臨床毛髪学会評議員。