2017.05.13

【女性のための育毛講座】UVカット帽子で頭皮の紫外線対策

【女性のための育毛講座】UVカット帽子で頭皮の紫外線対策

夏のお出かけに欠かせない帽子。
とりわけUvカット加工が施された帽子は、紫外線対策の強い味方です。
最近では、さまざまな色柄やデザインのものが出回っています。
紫外線カット効果はもちろん、ファッションとコーディネートしやすい帽子を選らんで、夏のオシャレを楽しみましょう。

水洗い表示も選ぶ基準の一つ

帽子などのUVカット加工には、大きく分けて2つのタイプがあります。ひとつは、繊維そのものに紫外線散乱剤などを練りこんだもの、もうひとつは染料のように、紫外線散乱剤や紫外線吸収剤を繊維の表面に付着させたものです。

一般に練りこみタイプの方が、選択してもUVカット効果が持続しやすいと言われています。水洗い可能表示のあるものはこのタイプが多いので、選ぶ時の目安にするといいでしょう。

かぶる時間や状況に応じて使い分ける

帽子のUVカット効果は、生地の厚さによっても違いがあります。効果がより高いのは、厚手のもの、目の詰まった生地。UVカット加工が施されていても、レースやメッシュなどすき間の多い生地では、紫外線カット率が低くなります。

ただ、生地が厚く目の詰まった帽子は、通気性に問題があるため、ときどき帽子を脱いで風通しをよくすることが大事。紫外線カット効果を取るか、通気性を取るか、かぶる時間や状況に応じて使い分けるのもひとつの方法です。

好みの色柄を選んでファッショナブルに

髪になるだけ紫外線を当てないためには、髪をしっかりカバーするつば広のものを選ぶこと。選ぶときは鏡でサイドや後姿も細かくチェックしましょう。

黒や紺など色合いの濃い生地は、紫外線を吸収しやすくカット効果も高いため、長時間太陽の下にいるような場合におすすめです。軽やかな夏のファッションには似合わないこともあるので、普段は好みの色柄のUVカット帽子を選んで、センス良い着こなしを楽しんではいかがでしょう。

ぺちゃんこ髪が気になる方は、ワンサイズ大きな帽子を!

「帽子をかぶると髪がぺちゃんこになる」という人は多いもの。髪にハリコシがなくやわらかい方は、なおさらでしょう。そんな方は、ひとまわり大きめサイズの帽子をかぶってみては?頭が圧迫されないので、それほど髪がぺちゃんこになりません。大きめの帽子には小顔効果もあるので一石二鳥です。

 

育毛専門医 桑名博士
1954年高知県生まれ。名古屋大学医学部卒。医学博士。
シャーレ内での毛包細胞培養に成功後、各種育毛剤を開発する。皮膚科部長を務めた高知赤十字病院時代は日本でも珍しい「育毛外来」を開設。現在は桑名皮フ科院長。日本医学育毛協会理事、日本臨床毛髪学会評議員。