ヘアケアにまつわる話 ヘアケアにまつわる話
 
ヘアケアにまつわる話
 

Q

脂漏性脱毛症ですが、洗髪は毎日したほうがいいのでしょうか?

A

脂漏性脱毛症の方は皮脂の分泌がかなり多いと思われますので、汚れも人より多く、また雑菌もわきやすくなります。そのため、洗髪は毎日することをお勧めします。但し、すすぎもしっかりおこなってください。できれば、2度洗いをお勧めします。一度目で髪の汚れを落とし、2度目で頭皮の汚れを落とすことができます。また、食事の面でも油っこいものの過剰摂取は控えた方がいいでしょう。

Q

シャンプーは毎日のほうがいいのでしょうか?頭皮を清潔に保ち、育毛剤を気持ちよく使用するためにはどちらがいいのか教えてください。

A

整髪料等を使用しているのであれば、シャンプー剤を使用して、髪の毛の汚れを落とした方が良いでしょう。ただ、シャンプー剤で洗い残し等があるとかゆみ、脱毛の原因となりますので、すすぎはしっかりと行ってください。

Q

生まれつき髪の毛が細いほうですが、女性の場合、いつ頃からケア(育毛剤等を使用)すればいいのでしょうか?

A

抜け毛が多くなったとか、以前と比べて髪にコシがなくなった、分け目が目立つようになったらケアを始めることをお勧めします。

Q

シャンプーは一度洗いがいいのですか?二度洗いがいいのでしょうか?

A

基本的には一度洗いで汚れがひどい場合や、泡立ちが悪い場合には二度洗いでも結構です。また、脂性の方も二度洗いしている方はいらっしゃいます。ただし、洗いすぎも養分がとれすぎて頭皮にはよくありませんのでご注意ください。

Q

椿脂(オリーブオイル)は育毛剤ですか?

A

脂はあくまで脂です。髪の毛だけに使用し、頭皮への使用は控えてください。地肌に脂をすりこんでも育毛的には効果は期待できないと思います。髪の毛のパサつきや広がりを抑えることを目的にご利用いただくものですので、栄養をあたえるものではないことをご注意ください。

Q

洗髪の時には、ぬるま湯と水のどちらで洗うのがいいのでしょうか?

A

どちらかというとぬるま湯のほうがお勧めです。シャンプー・コンディショナー等もすすぎやすく、お湯洗いだけの時にも汚れが落ちやすいからです。目安として40℃以下のぬるま湯をご利用ください。

Q

生まれつき猫毛です。もともと髪の毛が細いのですが、育毛剤で太くなりますか?

A

もともと髪の毛の細い方がそれ以上髪の毛が太くなることはないと言われています。ただし、年を重ねてこられて更に髪の毛が細くなられた場合、育剤で回復の見込みはございます。「生まれつき」は治せないのですが、その後髪の毛が細くなったものについては可能性がありますので、育毛剤を試してみるのも方法かと思います。

Q

育毛剤はいつ使うと効果的?

A

特に効果的なのは夜の洗髪後です。シャンプー、コンディショナーで洗髪後、頭皮をよく乾かした後適量をご利用ください。

Q

シャンプーで髪の毛がきしむことがあります。なぜですか?

A

シャンプーで髪がきしむ原因は2通りあります。 (1)ひとつは、髪のキューティクルはアルカリ性に傾くと開く特徴があり、健康な髪の人でも石鹸系のものなどアルカリ性のシャンプーを使うと、キューティクル同士が引っかかってきしんだ状態になるのです。 (2)痛んでいるとキューティクルのきめが乱れ、ささくれたような状態になります。シャンプーによって頭皮や髪の表面についた皮脂や汚れが取り除かれると、このささくれたキューティクルが露出し、それが指に触れてきしみを感じます。したがって、髪の痛みが激しいほどきしみを強く感じるのです。

Q

きしむシャンプーときしまないシャンプーではどちらがいいのですか?

A

それぞれメリットとデメリットがあります。 ●きしむシャンプーのメリット● 頭皮や毛根の周囲の皮脂や汚れをきれいに取り除く効果が高いため、コンディショナーや育毛剤が浸透しやすくなります。 ●きしむシャンプーのデメリット● 使用感をよくするリンス成分を最小限に配合しているため、洗い流すときに指どおりが悪く、髪の毛がきしむのです。 ●きしまないシャンプーのメリット● きしまないタイプのシャンプーは、使用感を重視してリンス成分を多く配合しているため、洗い流すときの指どおりが滑らかになります。 ●きしまないシャンプーのデメリット● リンス成分を配合することによって、シャンプーしているときに髪がコーティングされ、皮脂や汚れが十分に落ちません。そのため、後で使用するコンディショナーが浸透しにくくなるのがデメリットです。 リンス、トリートメント、コンディショナーなど似たようなものがたくさんありますが、違いを教えてください。 リンスは髪の表面に付着してコーティングする役割を持っています。トリートメントは髪の内部に浸透し、髪成分に近いタンパク質(ケラチン、コラーゲン)を補給します。コンディショナーはリンス、トリートメントの両方の役割を果たすものですが、少しリンスよりの効果が強いものです。

Q

ドライヤーの上手な使い方を教えて

A

ドライヤーを使うときは、熱で髪を炒めないよう距離と時間に注意しましてください。必ず髪から15~20cm離し、一ケ所に長時間あて過ぎないようにしましょう。ロールブラシを使ってふくらみをつけるときは、温風を5秒間ほど当てた後冷ますのがコツです。カールがきれいにでて、髪へのダメージも少なくなります。

Q

正しいブラッシング方法を教えてください。

A

ブラッシングは、まず毛先のもつれをとき、次に毛の中ほど、最後に毛の根元の順でといてください。頭皮の汚れをとり、フケを除き、皮脂を毛先までゆきわたらせたりすることができます。目の粗い木のくしや、豚毛ブラシ、マイナスイオンを発生するタイプのものなど、さまざまなブラシが出ていますので、髪質にあったブラシをご使用ください。

Q

プールに入ると髪の毛がごわつくのはなぜですか?

A

通常キューティクルは髪表面に密に重なり合っていますが、プールに入ると塩素の影響によって髪の毛のキューティクルが剥がれやすくなります。これによって毛内部のたんぱく質が流出して、髪がごわごわになります。また、プールに入ることでぬれた髪を拭いたり髪を摩擦する機会も増えるので、切れ毛やパサつき、ゴワつきの原因となるのです。

Q

髪を結んでおくと早く伸びるのですか?

A

髪の毛を結んでおくと早く伸びる…ということはありません。逆に結び方によっては抜け毛の原因になることもあります。軽く結ぶ程度なら問題はありませんが、ひっつめ髪やポニーテールなど、髪を強く引っ張るような髪型(ヘアスタイル)は避けたほうが無難です。毛根に負担がかかり、血行を悪くしたり毛母細胞を痛める場合があります。また、ロングヘアも髪の重みで常に毛根が引っ張られている状態になってしまうので、薄毛が気になる方は控えることをお勧めします。髪を短くして軽くするだけでもずいぶん負担は少なくなります。ただし、短くすると「気になる部分が隠せなくてストレスになる」ような場合は、適度に伸ばして隠してください。

Q

ブラッシングはすればするほどいいの?

A

頭皮に適度な刺激を与える意味では、ブラッシングは薄毛予防に効果的ですが、やはりやりすぎは禁物です。ブラッシングをすることで、髪とブラシの摩擦によってキューティクルを痛める原因になります。ヘアクリームやスプレーを使用することで摩擦を減らすことが出来ます。ブラッシングをする時はまず毛の「もつれ」を解き、次に髪の真ん中、最後に髪の根元から毛先に向けてゆるやかに行いましょう。

Q

肌が弱い私ですが、育毛剤やヘアカラーなど、使う前にはいつも不安になります。どうすればいいですか?

A

肌の弱い方が、新しい商品をご利用になる場合、「パッチテスト」を行うことをお勧めします。パッチテストとは、肌にかゆみや腫れ等のアレルギー反応を起こさないかどうか調べるテストです。下記の要領で行ってください。 (1)商品をガーゼ(もしくはコットン)に湿らせます。 (2)(1)のガーゼを二の腕の裏の柔らかい分にテープ等を使って張り付けます。 (3)そのままはがさずに一晩放置してください。入浴の際にぬれないように気をつけてください(入浴後に行ってもかまいません)。 (注意)かゆみが出た場合は手などでこすらず、すぐに水で洗い流して下さい。 翌朝、塗布部に発疹、発赤、かゆみ等皮膚に異常があるようでしたら、その商品は皮膚に合わないということになりますので、ご使用をお控えください。皮膚に特に変化のないようであれば、ご利用いただいても問題はないと思われます。肌が敏感な方は、使用のたびにパッチテストを行うことをお勧めいたします。

Q

髪に良いシャワーの適温は何度くらい?

A

40℃くらいがお勧めです。髪の主成分であるたんぱく質は熱に弱いので、熱いお湯やドライヤーの高熱は、髪や頭皮に大きなダメージを与えます。

Q

私は髪の毛が傷んでいる方だと思います。髪のためには、リンスとトリートメントのどちらを使うべき?

A

比較的髪が痛んでいる方の場合、普段はシャンプー後にリンスをし、週に1~2回はトリートメントをご利用いただくことをお勧めいたします。

Q

髪の傷みはそれほど感じていません。リンスを使用したほうがいいですか?

A

シャンプーによる洗髪後は、髪の毛の傷みにかかわらず、リンスをご利用ください。リンスは、洗髪の時に取り除かれた油分を補い、髪の表面に皮膜をつくり、髪を保護する役目を果たしています。また、髪につやを与えたり、静電気を防ぎ、クシやブラシの通りをよくします。

Q

ヘアカラーの放置時間を守らずに長く放置すると、より色がつくのでしょうか?

A

ヘアカラーを長い時間放置すると、髪や頭皮を傷めます。それぞれの製品の使用方法を守ってご利用ください。

Q

パーマとヘアダイは同時に行っても大丈夫?

A

パーマとヘアダイを共に施行される方は、毛髪の損傷を避けるため、それぞれを別の日に行ってください。

Q

パーマとヘアカラーはどちらを先にするほうが良いでしょうか?

A

ヘアカラーの後でパーマをすると色落ちの可能性もありますので、パーマの後、ヘアカラーをすることをお勧めします。

Q

パーマとヘアカラーの間はどのくらい時間をあけるべきでしょうか?

A

パーマをかけた後の髪はとても傷みやすい状態です。パーマの後ヘアカラーをする場合は、1週間以上あけましょう。

Q

濡れた髪にヘアカラーを使用しても大丈夫?

A

ぬれた髪にヘアカラーをすると、混合液と水分が混ざり、たれ落ちやすくなります。乾いた髪に染めるようにしましょう。

Q

毛が細く、傷んでいます。カラーリングの効果はでにくいのでしょうか?

A

反対です。どちらかというと、毛が太く、痛みの少ない人の方が、カラーリングの効果はでにくいようです。逆に、髪が細い人や痛んでいる人は、効果が出やすいようです。

Q

ブリーチとヘアカラーは違うの?

A

ブリーチとは、脱色することです。毛髪のメラニン色素を破壊して毛髪の色を抜き、明るくします。ヘアカラーは、ブリーチ効果とカラーリング効果がひとつになったもので、メラニン色素を分解すると同時に、染料が内部に浸透して色をつけるのです。

Q

枝毛は修復できますか?

A

一度出来てしまった枝毛を修復する方法は、残念ながらありません。枝毛を見つけたら、抜いたりせずに、はさみでカットするようにしましょう。

Q

頭皮につかないようにヘアマニキュアをぬるにはどうすればいいですか?

A

ヘアマニキュアを少しずつ出してぬるとよいでしょう。ブラシやコームを少し浮かせながら、毛先方向へぬることがコツです。

Q

ヘアカラーには男性用と女性用がありますが、違うのですか?

A

基本的に男女とも特に成分の違いはないでしょう。ただし、商品にもよりますので、販売元に確認してみてください。

Q

カラーリンスってどんなもの?

A

リンスに配合されている色素成分が毛の表面(キューティクル)に付着して、色を付けます。原色の髪の毛の色を変えることは出来ませんが、連続して使用すればある程度の染毛効果は期待できるものもあるようです。主に白髪の気になる方を対象とした商品が多いようです。

Q

カラースプレーとは?

A

水に溶けない色素を粘着剤や湿潤剤・トリートメント剤等と混ぜて、スプレーにしたものです。表面に色を付けるだけですので、毛を染めたりすることは期待できません。

Q

アルカリ性ヘアダイと酸性ヘアダイの違いは?

A

アルカリ性ヘアダイの方が、酸性ヘアダイに比べて染毛効果は優れています。ただし、その分酸性のヘアダイに比べると毛を傷めるといった欠点があります。酸性ヘアダイは、毛を傷めずに施術できるといった特徴がありますが、濃い色を明るい色に変えられないといった欠点もあります。(白髪を染めるには十分です)それぞれの長所・短所を見極めて利用しましょう。

Q

ヘアダイとは?

A

ヘアダイは、毛に色素を塗るのではなく、色素原料を毛に浸透させながら発色させ、毛の内側外側を同時に染めていくものです。

Q

シャンプーはどのくらいすすげばいいの?

A

シャンプーは時間をかけて丁寧にすすいでください。シャンプー剤が残っていると、かゆみの原因になります。ただし、あくまでも「ていねいに」を忘れずに。爪を立ててゴシゴシ…は厳禁です。

Q

シャンプー前にお湯で洗い流すと良いそうですが、どうしてですか?

A

シャンプー前の素洗いは、髪の毛についていたホコリなどを洗い流すことができるため、おすすめです。この時、お湯だけを使って、指の腹で地肌を丁寧に揉むように頭皮を洗ってください。これだけで脂分以外の汚れはほとんど洗い流せます。

Q

頭皮を清潔に保つため、ツメを立ててごしごししっかりシャンプーすることを心がけていますが、どうでしょうか?

A

洗髪時にツメを立てるのは厳禁です。頭皮はとてもデリケートですので、ブラシを使いながらの洗髪はもちろん、ツメを立ててゴシゴシ洗うことは、頭皮を傷め、皮膚炎などのトラブルの元になるのでやめましょう。

Q

タオルドライの仕方を教えてください。

A

「タオルドライ」は、タオルを使って洗髪後等のぬれた髪の毛を乾かす方法です。吸水性のよい乾いたタオルで髪の毛をはさみ、軽くたたくようにして髪の水分をとりましょう。この時、絶対にタオルで髪をこすらないことに注意しましょう。こすり合わせると髪が傷んで切れ毛や抜け毛の原因になります。

Q

コンディショナーは頭皮につけるのではないの?

A

コンディショナーはなるべく髪の毛だけにつけるようにしてください。コンディショナーは髪に潤いを与えるものですので、頭皮ではなく髪になじませることが大切です。

Q

シャンプー剤を直接頭皮につけて洗っています。いけませんか?

A

シャンプー剤は直接つけると全体に行き渡りにくく、髪や地肌にもよくありません。いったん手のひらにとり、お湯で少し薄めて軽く泡立てたあと、2~3ヵ所に分けてつけましょう。

Q

洗髪の前にブラッシングするといいと聞きました。なぜですか?

A

洗髪前のブラッシングには、からんだ髪をほぐし、頭皮の汚れ、ホコリやフケを取り除く効果があります。ただ、激しくブラッシングすると頭皮や髪に負担をかけますので、目の粗いブラシでやさしくブラッシングしましょう。

Q

ブラッシングをする意味は?

A

ブラッシングには、「汚れを落とす」「うるおいを与える」の2つの意味があります。洗髪前にブラッシングをすると、絡んだ髪をほぐし、ホコリやフケを取り除くことが出来ます。また、根元から毛先に向けてブラッシングすることで髪全体に皮脂をゆきわたらせ、つややかでうるおいのある髪をつくります。

Q

ヘアカラーの後に、ムースや育毛剤を使っても大丈夫?

A

ムース、スプレー、ミストなどの整髪料は色落ちなく使えるでしょう。育毛剤やトニックでは、成分によりまれに色落ちする場合があります。ヘアカラー後1週間くらいは、念のため使用を避けるほうが安心です。

Q

ボリュームのあるヘアにしたい。ミストやヘアスプレーの上手な使い方は?

A

髪を立ち上げたいときは、必ず根本部分だけにスプレーをしましょう。カールを固定するときも同様に毛先だけにつけましょう。髪全体にミストやヘアスプレーをたっぷりつけるのはよくありません。その重みでかえってぺちゃんこになります。

Q

ボリュームをだすために、ついついドライヤーを当てる時間が長くなりがち。よくないでしょうか?

A

ボリュームをしっかり出したいからと長い時間温風を当て続けるのは、よくありません。ドライヤーを長く当てれば当てるほど髪の表面温度は高くなり、タンパク質が変性しやすくなります。

Q

ヘアブラシを選ぶ際に気をつけることは?

A

ヘアブラシは、静電気を起こしにくいもの、硬すぎないものを選びましょう。静電気で枝毛を誘発しやすいナイロンブラシや、毛表面に傷を付けやすい硬い金属ブラシ等は控えたほうが安心です。お勧めは、目の粗い木のブラシや、マイナスイオンブラシ、豚毛のブラシ等です。

Q

ロングヘアを手早く乾かすコツは?

A

髪を小分けにして乾かすと早く乾きます。髪を上下左右に4つのブロックに分け、ヘアクリップで固定します。襟足の部分からクリップを外し、根本から乾かします。その次に上の部分を乾かすようにすると、長い髪も効率よく乾かすことが出来ます。

Q

ヘアダイで思うような色調に染まりませんでした。すぐに染め直しをしたいけど大丈夫?

A

すぐに染め直しを行うのは危険です。毛が損傷を受け、キューティクルがはがれたり、断毛したりと、取り返しのつかない損傷を起こすことがあります。

Q

枝毛の予防はどのようなことに気をつければ?

A

枝毛は毛髪の乾燥が原因なので、しっかりと水分・油分を補給すること、切れ味のよい美容器具を使用することが大切です。

Q

ブリーチの後、ヘアダイをするのはだめですか?

A

危険です。ブリーチとヘアダイはともに毛を傷めるアルカリと過酸化水素を含んでおり、両者を連続使用することによって大きな損傷を受けます。頭皮がただれたり、キューティクルがはがれたりすることがありますので注意しましょう。

Q

ブラシのお手入れはどうやってすればいいの?

A

ブラシを洗うときは、シャンプーを溶かしたぬるま湯の中で、軽く動かしながら汚れを落としましょう。十分にすすいだ後、柄の部分の水分を拭き取り、毛の部分を下にして乾いたタオルの上に置いて乾かします。

Q

忙しくて、ついブラッシングするスピードが早くなってしまうのですが?

A

ブラッシングの基本は、「ゆっくり、やさしく」です。ブラシを動かすスピードが速いと、摩擦でキューティクルを傷めたり、髪がもつれて切れ毛になりやすくなります。

Q

ブラッシングをやってはいけない時って?

A

頭皮にかゆみや湿疹があるとき、日焼けなどで頭皮や髪のダメージが大きいときは、ブラッシングは控えましょう。また、かなり髪がぬれた状態でのブラッシングも、キューティクルを傷めるので避けたほうがいいでしょう。

Q

ブラッシング時に静電気を防ぐには?

A

静電気を防ぐコツは、 (1)豚毛や猪毛など自然素材のブラシを使う (→ ナイロン製だと静電気が発生しやすい) (2)裸足でブラッシングする(靴下と絨毯の摩擦で静電気が体に溜まるため) (3)ブラッシング時に霧吹きなどで髪を少し湿らせ、毛先から少しずつとかしていく事 等が効果的なポイントです。

Q

ブラッシングするとき、つい髪の表面だけにブラシを通してしまいがちです。いけないのでしょうか?

A

頭皮を傷つけるようなブラッシングは問題外ですが、髪全体にブラシを通さないと、ブラッシングの効果が半減します。ロングケアの場合は、髪を少しずつ取り分けて行うと、まんべんなくブラッシングできます。

Q

育毛剤と養毛剤は同じもの?

A

違います。育毛剤は医薬部外品になり、養毛剤は化粧品になります。どちらも毛髪や頭皮にはよいものですが、効能表示をよく読み、目的にあったものを選ぶようにしましょう。

Q

白髪は抜くと増えますか?

A

白髪は抜いても増えることはありません。ただし毛根が傷つく恐れがあるので、白髪は抜くよりも、根元からカットすることをお勧めします。

Q

ブラッシングの効果的なタイミングはありますか?

A

基本的にはいつ行っても構いませんが、洗髪の前や育毛剤をつける前などがおすすめです。洗髪前のブラッシングは、ホコリやフケを取り除くので、洗浄効果がアップします。また、髪のもつれを解いて、洗髪時の抜け毛を防ぐ働きも期待できます。育毛剤を使う前のブラッシングは、頭皮をきれいにするので、育毛剤の浸透を高めます。また、マッサージ効果で、頭皮の細胞も活性化します。他には、外出から帰ったあと、就寝前などもおすすめです。

Q

リンスやトリートメントはあまり洗い流さないようにしています。どうでしょうか。

A

地肌にリンスやトリートメント剤が残るとかゆみやフケの原因になりますので、しっかりとすすぐようにしてください。また、できる限り頭皮にはつけないようにして使用することをおすすめします。髪の傷みやパサつきが気になる場合は、リンス剤などをつけて放置する時間を長めにとるようにしましょう。

Q

育毛剤はいつごろから始めるといいのでしょうか?

A

いつからと言う明確な時期はありません。ですので「なんだか髪が気になってきた」と思った時からお使いください。

Q

傷んだ髪は修復できるのでしょうか。

A

髪は死んでしまった細胞になりますので、残念ながら、自己修復機能はありません。一番いいのは髪を傷めないよう、正しいヘアケアをすることですが、傷んでしまった場合はトリートメント等で補修をしてあげましょう。

Q

自宅で髪を染めています。特にアレルギーがあるわけでもないので、毎回のパッチテストはしなくてもいいと思うのですが、いかがでしょうか。

A

パッチテストは面倒でも毎回行うようにしましょう。アレルギー反応は染色剤の成分に抗体がある人に発生します。体質的に抗体ができる期間は人によってかなりの差があり、中には抗体が発生しない人もいますが、短い場合は3週間から場合によっては数年もかかるといわれています。パッチテストはその予測をするためのものです。もし抗体ができたことを知らずに染色剤を使用すると、皮膚炎や脱毛、またひどい人は顔面の膨張などの激しいアレルギー反応が起こる場合がありますので、繰り返しになりますが必ず毎回パッチテストを行って下さい。

Q

白髪染めにはどんな種類がありますか?

A

髪を染める為の染色剤は、大きく4つの種類に分類されます。 ①ヘアカラー 髪の脱色と染色を同時に行います。色持ちはいいのですが、髪の内部まで染めますので、髪に与えるダメージは大きくなります。なお、白髪染めはヘアカラーに分類されます。 ②ヘアマニキュア 髪の表面をコーティングするので、髪はあまり傷みませんが、色持ちは1ヶ月程度になります。 ③着色料 カラースプレーやスティックタイプのように髪の表面に色をつけるものです。髪へのダメージはありませんが、汗や雨で色落ちすることもあります。 ④植物染料 天然の植物成分が髪のたんぱく質と結びついて発色させます。髪へのダメージはかなり少ないのですが、天然成分のため色数が少なく、染めた髪はオレンジや赤みがかかった色になり、黒くは染まりません。ヘナなどが有名です。 どの染色剤にしてもメリットとデメリットがあります。人によっては激しいアレルギーを反応を起こすこともありますので、必ず使用前には注意書きを熟読するようにしましょう。

Q

静電気が髪に与える影響はどういったものですか。

A

乾燥して傷んだ髪ほど静電気が起きやすくなり、時には数万ボルトにもなるといわれています。特に無理なブラッシングをしていると、毛根を傷めるばかりでなく、発生した強い電気が毛根に大きなダメージを与える可能性もあります。特に湿度の低い冬にブラッシングをすると、夏に比べて髪に9倍以上の負荷がかかるといわれています。髪の為にも無理なブラッシングはしないようにしましょう。

Q

白髪になるのを防ぐにはどうすればいいでしょうか。

A

残念ながら、白髪の根本的な原因がはっきりと解明されていないのが現状ですので、絶対に有効といえる対策はありません。しかしながら、白髪になるスピードを遅らせることは可能です。そのためにはバランスのとれた食事、生活習慣、ヘアケアに気をつけ、頭皮の健康を保つことが重要です。

Q

白髪に黒ゴマがいいと聞きました。本当ですか?

A

中国の民間療法、伝承療法に白髪予防という項目はありますが、黒ごまを食べて白髪が黒くなったという報告は今までありませんので、残念ながら科学的な根拠があるわけではなさそうです。 黒ゴマが白髪にいいと言われる原因としては、髪の色の元であるメラニン色素を作る時に必要な酵素の中に銅が含まれており、ゴマには銅の含有量が比較的多いことから、髪にいいといわれるようになったのかもしれません。しかしながら、白髪は原因そのものがわかっていませんので、必ず有効と言えるわけではないようです。また白髪の予防には銅だけでなく、他のミネラルバランスも大切です。

Q

スタイリング剤はたくさんつけた方が効果的なのでしょうか。

A

あまりつけすぎると、べたついたり、返ってボリュームのない髪型になってしまいます。根元につけると髪がぺたっとなってしまいますので、毛先から少しずつ付けていくようにしましょう。

Q

シャンプーとリンスは同じシリーズで使ったほうがいいといいますが、なぜですか。

A

髪にとって理想的なpH値はpH4.5~7の弱酸性と言われています。しかしシャンプーをすると、髪はアルカリ性に傾いてしまいます。そのためリンスやコンディショナーを使って弱酸性に戻すのですが、同じシリーズで使用することにより、理想的なpH値になるように調整されています。 しかし、別シリーズ同士で使ってしまうと、メーカーによってそれぞれpH値が違いますので、本来の効果が発揮されなくなってしまうと言うことが起こってしまうのです。 シャンプー、リンス等の効果を十分引き出すためにも、同じシリーズで使用するようにしましょう。

Q

フケにも種類があると聞きました。例えばどういったものがありますか?

A

フケは乾燥性のフケと脂性のフケの2種類があります。 乾燥性のフケの原因としては、過度の洗髪があげられます。頭皮を清潔に保とうとするあまり、シャンプーの回数が多すぎたり、洗浄力の強すぎるシャンプーを使い続けることにより、本来落とさなくていいはずの角質まで落ちることになってしまい、結果として、フケが多くなってしまいます。これは若い人に多いケースで、ひどくなると、ひこう性脱毛などの脱毛症を引き起こします。 このタイプの場合は、シャンプー、洗髪方法を変えるだけで改善することも多いようです。 脂性のフケの場合は、頭皮の汚れをしっかりと落とすことが大切です。脂性のフケの場合は毛穴をふさぎ、発毛を阻害することにもなりかねません。ひどくなると、脂漏性脱毛症になる危険性も。正しい洗髪方法を心がけるようにしましょう。

Q

就寝時に気をつけるといい、育毛習慣などはありますか?

A

頭皮を清潔にしたり、規則正しい生活を心がけることはもちろんですが、枕やシーツなどを常に清潔にしていることも大切です。 枕やシーツなどに汗やホコリなどの汚れがついたままだと、いくら丁寧にシャンプーをしても、頭皮に雑菌が繁殖しやすくなります。雑菌が毛穴につまり、毛髪の成長を妨げることにもなりかねません。枕カバーやシーツはこまめに交換して、いつも清潔なものを使うように心がけましょう。

Q

現在ロングヘアですが、髪に良くないと聞きました。

A

長い髪はもつれやすいため、ブラッシング時に髪と頭皮に負担をかけてしまいがちです。また、髪の重みで分け目が目立ってしまったり、毛根が弱っている場合は自重で抜けやすくなるなることも考えられます。ショートヘアならそんな心配も解消され、ヘアケアも手軽に行えます。育毛を考えるならショートヘアがお勧めですが、抜け毛が気にならないのであれば、もちろん、ロングヘアでも問題ありません。育毛のためにショートヘアにしても自分の好きなヘアスタイルでない場合はそれがストレスの元になってしまうことも考えられますので、可能であれば自分の好きな髪型でいることも大切です。

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