2018.05.02

自分の髪の状態を知りましょう!

自分の髪の状態を知りましょう!

あなたの髪は大丈夫ですか?

薄毛はもはや男性の専売特許ではありません。今や薄毛や抜け毛に悩む女性は10人に1人と言われ、中高年以上の女性であればその割合はもっと多くなります。薄毛は徐々に進行していくだけに、気づいたときにはめっきり薄くなっていたということも少なくありません。じっくり自分の髪を観察して、薄毛のサインを見逃さないことが予防の第一歩です。

頭皮と髪をチェック!

今までに感じなかったこんなこと、あんなこと。「あれっ?」と思ったらそれは薄毛のサインです。

◎前頭部の毛が細くなってきた
前頭部は側頭部や後頭部に比べ髪に栄養が行き届きにくい部分。ここの髪が細くやせてきたら薄毛の第一段階です。
◎髪や頭皮がべたつく
べたつくのは頭皮の皮脂の分泌が多いため。過剰な皮脂は脱毛を促す原因のひとつです。
◎頭皮が硬くなった
頭皮を指先でつかんで動かしたとき、頭蓋骨と一体化しているようであまり動かないのは、血行が悪く頭皮が硬くなっている証拠。
◎髪がパサつく
髪がパサついているのは、皮脂の欠乏や空気の乾燥によりキューティクルが傷んでいるから。キューティクルが傷むとブラシの通りが悪くなるので、結果的に毛根を傷めて抜け毛を促進することに。
◎フケが増えた
過剰な皮脂や洗髪よる乾燥などでフケが増え、脱毛が起こりやすくなります。かゆみを伴うフケは特に注意。
◎抜け毛を見る
細く短いうぶ毛のような毛が抜け毛に混じっていたら、すでに抜け毛が始まっているサイン。

鏡でチェック!

合わせ鏡などを利用して、頭頂部を鏡で見てみましょう。つむじが以前より大きくなっていたり、地肌が目立ってはいませんか?

女性の薄毛はなぜ起こるのでしょう

女性の薄毛は男性に比べると、遺伝的要素は少ないようです。老化などによるものが多く、また、年齢とともに髪のふさふさ感も減少し、頭頂部や毛の分け目が薄くなっていくのが一般的です。生活習慣の影響も大きく、シャンプーのしすぎや極端なダイエット、過度のヘアケア、職場や家庭でのストレスなどで抜け毛が増えることもあります。

抜け毛のいろいろ
◎自然な抜け毛
毛周期のうちの休止期に入って抜けるもので、健康な人でも1日に50~60本くらい抜ける。
◎ストレス性の抜け毛
交感神経が刺激され、抹消の血管が収縮して血流が悪くなり毛母細胞の働きが悪くなる。
◎産後の抜け毛
女性ホルモンの影響により出産後3ヶ月くらいで抜け毛が始まり、通常6ヶ月くらいで治まる。
◎その他
生活習慣の乱れや誤ったヘアケア、過度のダイエット、紫外線による頭皮のダメージ、薬の副作用などで抜ける場合もある。

改善しやすい女性の薄毛

男性ホルモンの影響が少なく、老化の要素が強い女性の薄毛の場合、男性よりも改善がみられやすいことがわかっています。さらに、年齢に関係なく髪がよみがえる可能性が高いと言えます。
仮に遺伝的要素があったとしても、薄毛を改善することは十分可能です。規則正しい生活習慣を心がけ、育毛剤などで正しいケアを行えば、豊かな髪を取り戻すことは決して不可能ではありません。

Q 産後の抜け毛がひどいのですが、育毛剤で治りますか?

A 産後に抜け毛がひどくなるのは、女性ホルモンの分泌により妊娠中に抜けずにいた毛が、急に抜けるためです。
出産後半年くらいから徐々に回復しますが、回復を早めるためにも、育毛剤でしっかり栄養を与えてあげてください。

育毛専門医 桑名博士
1954年高知県生まれ。名古屋大学医学部卒。医学博士。
シャーレ内での毛包細胞培養に成功後、各種育毛剤を開発する。皮膚科部長を務めた高知赤十字病院時代は日本でも珍しい「育毛外来」を開設。現在は桑名皮フ科院長。日本医学育毛協会理事、日本臨床毛髪学会評議員。